Thursday, April 26, 2007

ユリウス・カエサルという男

ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前
塩野 七生

新潮社 1995-09
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子供の頃からジュリアス・シーザーという名前は知っていたけれど、こんなに魅力的な人物だったとは。

遺されているカ
サルの発言の中で最初のものである元老院における発言を読んで胸が震えた。

内容の普遍性、理性的で揺るぎのない冷静な視線、終始一貫している言動。

それでいて真面目な人達にありがちな思い詰めた感じがない。

おしゃれで、物事に対してそれ程こだわりがなさそうなのに、ときおり見せる気骨のある姿勢。

とてもプレイボーイだったらしいけれど、もてない訳がないね。

もし彼が現代に生まれていたらその才能を発揮する場はあったのか、やはり現世でも台頭してくるのか、とても興味がある。

どう年を重ねていくのか、楽しみ。




2 comments:

Anonymous said...

ふふふ、いい男でしょ。
って、わたしが自慢してもしょうがないけど。
男はここに行き着く、くらい思い入れあり。
「ガリア戦記」も「内乱記」も読んでみそ。

mikko aka Jennyanydots  said...

うん、うん、しばらくカサエルでいきます。

硬と軟のバランスが絶妙だね。

女は(私は)こういうのにとても弱い。

>「ガリア戦記」も「内乱記」
(._.) φ メモメモ