Monday, April 30, 2007

4ビートを確実にスイングさせる

Ray Brown: Some Of My Best Friends Are ... SingersRay Brown: Some Of My Best Friends Are ... Singers
Ray Brown

Telarc 1998-09-29
売り上げランキング : 141925

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


Black OrpheusBlack Orpheus
Ray Brown

Evidence 1994-01-27
売り上げランキング : 187676

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

すべてはそこから。

っていうのはこの間、セッションで歌伴して下さったプロのピアニストの方が、やはり歌伴してくださった修行中のベーシストの方にしていたアドバイスです。

最近、自分の歌の録音を聴いていると、リズムが上滑りしているように聞こえるのです。

バックにとけ込んでいないというか、スイングしようとする意気込みが空回りしているというか。

だからタイミングずらして遊んでいるつもりが、リズムがずれて聞こます。

不思議なもので、ずらし方自体は「あり」なずらし方なのだけど、リズムをしっかり感じているか否かで聞こえ方が全然変わります。

ピアノでは、リズムがとれないと弾けなくなります。シンコペーションでタイで音がつながっていくので、ちゃんと4分音符を3連でとるリズムを刻んでいないと、音符の長さが訳が分からなくなってしまうし、無理矢理弾いても、曲に聞こえないのですね。恐ろしや。

"....Singers"のアルバムに収録されているEtta Jonesの"Poor Butterfly"の静かで深いスイングが素晴らしいのですよ。派手に跳ねていないけれど、しっかりスイングしている。このアルバムに入っている歌はある意味地味だけれど、「すべてはここから始まる」という感じがとても好きなのです。

これはRay Brownのアルバムだけど、派手に「ベースが凄いのよ」っていう感じではないのですが、きっちりと曲をスイングさせている職人技にしびれます。


No comments: