Friday, April 20, 2007

気力と体力と実力が必要というお話

プラダを着た悪魔 (特別編)プラダを着た悪魔 (特別編)
メリル・ストリープ ローレン・ワイズバーガー デイビッド・フランケル

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2007-04-18
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ハイファッション、好きです。
昔は他の物を我慢してでも毎年新作を買っていました。

上質で着心地が良く、
大事に着ればず~っと着られる
上等服のことではありません。

上等服好きだけど。

ここで言っているのは、
上質で仕立てもいいけれど、
もっと尖ったデザインの、
着る方もそのつもりで気合いを入れて、
着心地より見た目という、
そういう服のことです。

賞味期限も短い。
すげえ値段とるのに。

私の嫌いなメリル・ストリープが良いのですよ。

可愛い若い女の子はこういうハイファッションを着ると
やはりお人形さんになってしまうけれど、
メリルがそれはそれはかっこよくて、
見直しました。

悪魔と言われようと、
bitchと呼ばれようと、
この位の自我がないと服に負けます。

ある程度、年齢を重ねて、
ちゃんと社会的地位を築いて、
自分を確立した人が着るととてつもなくかっこよいです。

だけどね、
自分がその年齢になってみると、
その気力が残っていない訳です。

ホームウエアはユニクロに限るとか言ってるし。

気合いを入れてドレスアップするのが、
そしてそういう場に出て行くのが、
どんどん億劫になるのですね。

堕落だ。

とがったマダムを目指していたのに、
現実はひきこもりオバサンです。

ニートではないけどさ。

あ、話がずれた。

映画自体はたわいない。

服が好きなら楽しめる。

メリル・ストリープがいい。

主演の若い子がもさい。

ファッション界というのは非常に厳しい世界だし、
合わない人には合わないだろうし、
違う業界に去っていくのはありだけれど、
人にもらった最先端の服を着て、
使いっ走りをして、
業界分かった気になって
「大切なものを見失っていた」とか言って、
いきなり駄っさい服に戻るのやめて欲しいと思いました。

どの業界でもそうだけど、
中途半端な人ってこういうこと言って去っていくよね。

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