Sunday, May 20, 2007

マフィアという日常

セット1 (DISC1~3)" border="0">ザ・ソプラノズ 2つのファミリーを持つ男<ファースト>セット1 (DISC1~3)
ジェームズ・ガンドルフィーニ ロレイン・ブラッコ イーディ・ファルコ

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例えば構内の寮に住んでいたのに朝9時のクラスに出席することに四苦八苦していた大学生の頃は、社会人になって9時に仕事始めるのなんて絶対無理だから、と思っていた。

でも実際には朝7時前に出勤して帰宅は午前様という暮らしを10年近く続けた。

持病を持つ身になった時も、健康(だと思っていた)頃に想像するよりもずっと容易に持病持ちであることに慣れた。

人のことを「よくあんな仕事を続けている」とか「あんな人と付き合っているなんて信じられない」とか言うけれど、非日常(平穏無事というか、普通の状態に対して)を日常化する人間の力というのは凄いものがあると思う。

ソプラノ・ファミリーはまさしくマフィアで、お仕事は犯罪なのだけど、こうやってドラマを見ていると、何だかこういう日常があってもおかしくない気分になってくるから不思議だ。だって家業なんだから、と言われたら納得してしまいそう。

こういう普通の人にとっての非日常を日常とする人々に善悪を説いても無駄よね、と思います、私は。

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