原作は読んでいないけれど、多分、本は面白いのだろう。
映画で見るとJ. キューザックが一人、どたばた大暴れしているようにしか見えないけれど。
全然、怖くないし。
S.キング物は映画より原作の方がずっと面白いと思うものが多い。
人の内面の葛藤を映像化するのが難しいからだと思うのだけど、ミストは意外にも面白かった。
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ラストの不条理感というか、ブラックな感じがよく伝わってきた。
ラストまでは普通のパニック物の雰囲気で、生き延びそうないい人、死にそうないい人、死にそうな嫌なヤツ、など頭の中で無意識に想定して見ていると、ラストでどどーんと裏切られ、「あ~、キングだあ」という感じ。
好きなキング作品は沢山あるけれど、これまで読んだ作品の中でNo.1は"IT"。
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これは初めて英語で読破した超長編小説で、読み終わる頃には分厚いペーパーバックがぼろぼろになっていた。
本や映画や音楽は、結局のところ入り込めるかどうかにかかっているなあ。。
買った時は無謀か、と思われる厚さだったけれど、気付くと読み終えていた。
キングといえば懐かしい思い出があるのがコレ↓
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B級の雰囲気ぷんぷんの(おそらく意図的)、ショートホラーのオムニバス映画。
アメリカ留学中に映画館で見た。
客はアホ盛りの高校生や大学生が大半(含、自分)。
それはそれは大げさに『ぎゃー』っと悲鳴を上げ、ゲラゲラ笑い、ポップコーンをばらまき、大騒ぎ。
正しいB級映画の鑑賞方法を見た!という感じ。
静かに見ているのに比べて、楽しさ数倍だったはず。
日本でこれやったら思い切り白い目で見られそうだけど。
(っていうか、強制退去を命じられるか)
それに私も分別が沢山身に付いて、あんなに無防備に騒ぐことはできなくなってしまった。
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