Sunday, February 19, 2006

非常識とイノセンス


この間、家出中にFOXテレビの"Simple Life"という番組を見た。

ヒルトン家の長女パリスと、
ミュージシャン、ライオネル・リッチーの長女ニコールを
田舎に連れて行って色々体験させて、
2人の浮世離れした言動を笑ったり、呆れたりするという番組で、
2人は期待を裏切ることなく、役割を立派に果たしていた。

最初は、まったくこの姉ちゃんたちは、
どこまでスポイルされて、自分勝手でアホなんだと、
呆れたり、笑ったりして見ていたのだけど、
そのうち、そのあまりにも「世間に合わせない」様子が
段々、気持ちよくなってきた。

田舎のおんぼろトラックに乗って、
これから何かの作業をしようと言うときに、
おじさんに「そんなヒールの靴じゃ無理」と言われて、
心底不思議そうな顔をする。

カギを預ければなくす。

お金が必要になって、
とりあえず手元のがらくた(ゴミとも言う)を質屋に持ち込み、
いくら欲しいのと聞かれ「3,000ドル」と答える。

本当に何の役にも立たないし、
頭も良いとは言えないのだけど、
これは言ってみれば、2人が「世間に合わせる必要がなかった」証であり、
そういう意味ではある種の無垢さだ。

直接関わることになったらたまったものではない、
大迷惑なお嬢二人なのだけど、
少しだけ(あくまでも少しだけ)こういうところのある人って、
ちょっと好きだったりするのだ、私は。

2 comments:

Anonymous said...

画像に反応。チェルシーに行かれたのですね。
あそこに集まる苗は、いったいどこから出てきたんだかって、普通の店頭に並ぶものと次元が違いう。
私は新宿御苑の展示に行こうか・・・行けるのかw?

前ポストのご自宅のヘレボも、とっても可愛らしいブラッシュピンクでいい感じですね(^_-)

mikko aka Jennyanydots  said...

去年も見に行って、今年もふらふらと。。
あそこのヘレボを見ていると、
美しく咲き乱れるヘレボに囲まれて暮らす妄想に取り憑かれます。

ヘレボは去年、初めて購入したのですけど、
何となく難しいという先入観があって、
もう少し欲しいというのを我慢していたのです。

今年も花が咲いたので、
もっと欲しい病が復活。