Monday, September 21, 2009

Beautiful Blia


一目見てほれぼれ。

有り余るエネルギーと明るいオーラ。


澄んだ聡明な瞳。

男性の胸の高さほどもある柵を、軽々と跳び越え、草原を疾走する。

キジ狩りの名手で、" Blia, chatch pheasant!! "と号令をかけられると、身体を低くして、草むらの中に突進していく。

オーナー曰く、『見とれて、時々、追い立てられて飛び上がったキジを撃つのを忘れちゃう』そうだ。

オーナーはロンドンに行ったことがない、という生粋のスコットランド人のおじさん。

毎日、同じ服を着ていて、住まいはあるけど、『お酒飲んじゃったし、帰るの面倒だから、草むらにテント張っていい?』と聞いてくるような、自由で開けっぴろげな人。

どこかBliaに似たちゃめっけと、人なつっこさのあるチャーミングな人。

アクセントがきつくて、言っていることの半分は分からなかったけれど。



おじさんはこぎれいとは言えないんだけど、Bliaはいつもぴっかぴか。

水の中や泥のなかに入って、足どころか頭までぐちゃぐちゃになっても、次に会った時には足の指の間の飾り毛まで真っ白で、日だまりのような、何とも言えないいい匂いがする。

ビレッジに滞在中、おじさんの緑の車を見かけると、Bliaの姿を探すようになった。

BitzはそんなBliaが好きだけど、ちょっと怖いみたい。

Bliaが来ると、しばらく挙動不審になる。

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