Sunday, November 02, 2008

A Bloodhoud to Die For

A Bloodhound to Die For (Class G)A Bloodhound to Die For (Class G)
Virginia Lanier

Center Point Pub 2004-11-30
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

"Ten Little Bloodhouds"
"Blind Bloodhoud Justice"
"A Brace Of Bloodhouds"
"A House on Bloodhouds Lane"
"Death In Bloodhoud Red"

と続く、ブラッドハウンドのブリーダー/トレーナー/ハンドラーのJo Beth Siddenシリーズの直近の作品。

地域の警察などの依頼を受け、サーチ&レスキューを行うJo Beth。

作品毎に起きる様々な事件に加えて、米国南部の沼地地帯の独特の文化、様々なサーチ(死体の捜索はサーチに当たる犬の気持ちを深く傷つけるそうだ)、大型犬の犬舎の運営、そしてそれに係わる人々の犬に対する深い愛、そして登場人物の人間関係などが語られ、ぐんぐん引きこまれる。


"~ to die for"とは『命をかける価値のあるもの』、つまり『かけがえのない、素晴らしいもの』を指す。

ここでは文字通り、連れ去られてしまった、Jo Bethが愛して止まないブラッドハウンドを取り返すためなら、命を失ってもいい、という彼女の言葉がタイトルとなっている。

今回は何となく雰囲気的に大円団を迎えた感があり、もう新作が出ないのかが、ちょっと気になるところ。

ペーパーバック版もあり。

残念ながら邦訳版は入手が難しそうだけど、比較的読みやすい英文なので、洋書にチャレンジしたい人にはお勧めかも。

4 comments:

Anonymous said...

読みやすくても英文は無理です(しくしく)。
〜to die forですか。
ちょっとわかるな。
血は繋がっていないのに、こいつのためなら死んでもいいぐらいの気持ちですもんな。
あぁ〜読みたい(ほたら読めよって話ですよね(爆))。

mikko aka Jennyanydots  said...

とこりんさん

>血は繋がっていないのに、こいつのためなら死んでもいいぐらいの気持ちですもんな

そうなのよね。

でね、本を読んでいても、人が殺されるより、動物が死ぬ方がずっと悲しいという...

このシリーズはハラハラはさせられるけど、犬が死んだり、不幸になることがほとんどないのも気に入ってます(人は結構、不幸な目に遭います)。

読みながら犬が無事でいますように、って思うんだよね。

Anonymous said...

1円だったので、この本を取り寄せることにしました。面白そうな本を紹介してくれてありがとう。

私は2年前に亡くなったショーちゃんと空太のことを思い出し、落ち込む日々もあるんだけど、知らない人は愛児を亡くしたと勘違いするみたいです。愛猫の死をずっとひきずるって、どうも理解されないようです。でも、ミクシーのコミュに、「愛犬のためなら死ねる」とかいうのがありまっせ。

mikko aka Jennyanydots  said...

シスター

1円の本、取り寄せるのって勇気がいる。

この本がシリーズの何作目に当たるのか分からないけれど、よかったらシリーズを英語で読んでみて。

何万匹もの犬や猫が飼い主によって保健所に持ち込まれるんだもんね。動物をそこまで愛することが理解できない人って結構、多いような気がする。

私は動物虐待する人は、同じ目に合えばいい、と思うけど。